もうすぐ2月の声が聞かれるようになってしまいました。1年は早いですね。6年生もいよいよ卒業式が近くなっています。今日は、1組が調理実習をしていました。6年生の調理実習の内容に「加工品の調理」があります。6年生は教科担任制を実施しており、家庭科を担当している岡部先生の授業内容に感心しました。「家族のために」という想いがしっかり感じられる献立づくりから始まっています。子供たちは「誰のために」つくるのか、「その人は何が食べたいのか」と考えて献立を立てていました。「卵が好きなお父さんのために」「食が細い妹のために」「野菜が好きなお母さんのために」と、先生の想いをちゃんと理解している子供たちも素晴らしかったです。自宅でだしをとってきて「おでん」をつくるという子もいました。鰹節のいい香りがしました。
また、ボードをもってチェックしている子がいて何をしているのかと思ったら、 実習は2人1組になって実施するとのこと。一人が調理をして、もう一人が評価をするといった相互評価も取り入れていました。調理する子も真剣ですが、チェックする子はボードを持って細かく作業を見ていました。学級全員が活動している授業でした。「校長先生も食べますか。」と、またまた気を遣ってくれる6年生。またまた癒されてしまいました。
今日も、調理実習には栄養教諭の森永先生が授業に参加していました。電子レンジで加熱してから調理するなど、なかなか担任一人では対応できない一人一人への支援をしてくれていました。子供たちには、自分たちができることは、こういった陰ながら支えてくれる人がいるということを当たり前でなく、知っていてほしいと常々思っています。