昨日、地域の方から学校に電話がありました。「下校時、車で走行していたら、2、3年生くらいの子が歩いていました。車ですれ違い追い越そうとすると、その子は、自分にお辞儀をしてくれました。自分が道を譲ってもらっているのに、何度も丁寧にお辞儀をしてくれる、千波小のお子さんは、礼儀正しいですね。とても、嬉しい気持ちになりました。」という内容です。その子は、車が通るのに邪魔をして「ごめんなさい」という気持ちでお辞儀をしたのか、避けてくれて「ありがとう」という気持ちでお辞儀をしたのかわかりません。でも、その相手の方に気持ちが伝わったのだと思います。一人の子の行いで、千波小のみんなを褒めていただきました。校長として、感謝の気持ちでいっぱいでした。
お昼にこのことを放送で子供たちに伝えました。私は、人にとって大事にものの一つに「礼儀」があると思っています。「礼儀」は、言葉遣いが丁寧だったり、あいさつができたりすることだと思われがちです。でも、本当の「礼儀」は違うと思っています。相手を気遣うこと、相手を思いやれることだと。私は、朝、立哨している時、子供たちの顔を見てあいさつをしようと心しています。「おはよう、今日もしっかりね。」という気持ちを伝えたいからです。ちゃんと、子供たちも私の顔を見てあいさつを返してくれます。それは子供たちの礼儀だと思って、そんなあいさつをかえしてもらえると嬉しくなります。本当の「礼儀」は相手を嬉しい気持ちにさせること。だから、昨日、地域の方に褒めていただいた子は、本当に礼儀正しい子なのだと私も思いました。私までも嬉しい気持ちにしてもらい、「本当に、ありがとうございました。」という気持ちでした。そして、子供たちを温かい気持ちで見てくださる、地域の方にも、「ありがとうございます。」とお伝えしたいです。